Saturday 20 July 2019
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huffingtonpost - 18 days ago

偉大な女性に、蛍光ペンでハイライトを。カンヌライオンズで金賞をとった広告のアイデアとは

歴史上優れた功績を残しながら、男性の影で評価されてこなかった女性にハイライトを当ててーー。そんなメッセージを伝える蛍光ペンの広告がTwitterを中心に話題になっている。広告は、世界的な広告フェスティバルの一つ「カンヌライオンズ」のデザイン部門でも金賞を受賞している。
広告を出したのは、蛍光ペンなどを販売するドイツの文具メーカー・スタビロ。広告は、全部で3パターン。モノクロ写真の中心に写るのは、いずれも男性たちの姿だ。しかし、写真の中心から少し目を外すと、黄色の蛍光ペンでマークが 。そこには「女性の姿」があったーー。
写真の上には小さな文字で、 Highlight the remarkable(偉大な女性にハイライトを当てて) から始まるキャプションが添えられている。そのあとに、女性の名前と彼女の功績についての説明が続く。
3人の女性はそれぞれ素晴らしい功績を残したが、「女性であるがゆえに」当時は正当な評価をされなかった。体が不自由になった大統領の代わりに極秘で国を支えた妻偉大な女性に光を当ててーー。エディス・ウィルソンファーストレディー。彼女は、夫(第28代アメリカ合衆国大統領 ウィドロウ・ウィルソン)が脳卒中で左半身付随になったあと、極秘で彼の職務を行なった。(キャプションの日本語訳) 正当に評価されなかったが、原子力研究に多大なる功績を残した物理学者偉大な女性に光を当ててーー。リーゼ・マイトナー核分裂反応の発見者。彼女の共同研究者の男性はノーベル賞を受賞した。(キャプションの日本語訳) 「黒人で女性」という差別の下で 映画『ドリーム』でも描かれた数学者偉大な女性に光を当ててーー。キャサリン・ジョンソンNASAの数学者。彼女は、軌道計算を担当しアポロ11号の地球への安全な帰還に貢献した。(キャプションの日本語訳) 広告が「歴史の物語」をも考え直すきっかけに広告のアイディアはどのようにして生まれたのか。広告を作成した広告代理店 DDB デュッセルドルフ支店(ドイツ)に取材した。蛍光ペンは、重要なことを目立たせるために使われています。文章のなかの、キーワードや重要な一文などを。どんな人でも、ペンのこうした実用的な便利さを知っているはずです。広告を作るにあたって、私たちはペンをこうした実用的なものとしてではなく、人々の感情に訴えるものとして表現したいと思いました。ペンそのものについての広告ではなく、社会への問題意識を表現する広告として。(中略)モノクロ写真で、写真の最前部や中心にいるのは男性です。でもスタビロの蛍光ペンによって、これまでは目立たなかった女性に今「焦点」が当たっています。私たちは、女性と彼女たちの功績に値する「ステージ」を与えたかったのです。「広告を通して伝えたいメッセージ」については、次のように答えた。広告が伝える物語は、女性に力を与え、鼓舞するメッセージを与えています。しかしそれだけではなく、考えて欲しいのです。みなさんが、いままで誰にスポットライトを当ててきて、誰を見逃してきたのかを。現在、広告は#highlighttheremarkableというハッシュタグで Twitter上で大きな話題になっている。「素晴らしいコンセプト」「印象に残る、強いメッセージ」「考えた人、天才。鳥肌が立った」など、広告への賞賛の声が相次いでいる。DDBは、こうしたTwitter上の反応に対して喜びのコメントをした。私たちの広告をきっかけに、ソーシャルメディア上で、(広告では取り上げていない他の)偉大な功績を残した女性を取り上げ、彼女たちを賞賛する動きも生まれています。広告が人々に「歴史の物語」を変えるきっかけを与えていることをとても嬉しく思います。


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